プエルトリコ 初回先頭から一気6連打!1位突破 準決はオランダ戦

[ 2017年3月19日 05:30 ]

WBC2次ラウンドF組   プエルトリコ6―5米国 ( 2017年3月17日    米国・サンディエゴ )

<プエルトリコ・米国>F組1位で準決勝進出を決め、喜ぶプエルトリコナイン(AP)
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 WBC2次ラウンドF組は17日(日本時間18日)、サンディエゴで行われ、プエルトリコが米国を6―5で破り、2戦全勝の1位で準決勝進出を決めた。20日(同21日)の準決勝でE組2位のオランダと対戦する。2敗のベネズエラは敗退した。米国は同じく1勝1敗のドミニカ共和国と18日(同19日)に対戦し、勝者が準決勝に進出する。

 3点リードの9回に1点差に迫られ、なおも2死三塁。プエルトリコの4番手ディアス(マリナーズ)がハリソン(パイレーツ)を空振り三振に仕留めた。ウイニングボールを手にした捕手のモリーナ(カージナルス)は雄叫びを上げて、右拳を何度も振った。1次ラウンドから無傷の5連勝を果たし、F組1位で2大会連続の準決勝進出を決めたエドウィン・ロドリゲス監督は「若手とベテランが一つのチームになっている。試合ごとに自信が増していった」と満足げに振り返った。

 初回、いきなり先頭から6連打。22歳の3番コレア(アストロズ)、39歳の4番ベルトラン(アストロズ)、34歳の5番モリーナの3者連続適時打などで一挙4点を奪って主導権を握った。今大会打率・471のベルトランは「自分たちの仕事をしただけ」と冷静だ。

 前回13年大会は準決勝で日本を破って準優勝。そのときもベルトランとモリーナが主軸だった。日本は2点を追う8回1死一、二塁から重盗を試みるも「ロケットランチャー」と称されるモリーナの強肩もあって、二塁走者・井端が帰塁。走りだした一塁走者・内川が挟殺プレーで憤死し、好機をつぶした。強肩強打のモリーナが再び立ちはだかる。試合後は、前回大会で代表入りし、今回はブルペン捕手を務める兄のホセ・モリーナ氏と抱き合って喜んだ。

 全勝は日本とプエルトリコだけ。両チームともに勝ち上がれば、決勝で再戦が実現する。ベルトランは「我々にとって大きな1勝だ。目的を達成したい」と悲願の初優勝へ気合を入れた。

 ≪ベネズエラ戦黒星でもOK≫プエルトリコは18日(日本時間19日)のベネズエラ戦に敗れ、ドミニカ共和国か米国と2勝1敗で並んでも既に直接対決で勝っているため、大会規定により両チームを上回る。

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2017年3月19日のニュース