マエケン 準決先発・菅野に助言「自分の力を信じてやるしかない」

[ 2017年3月19日 05:30 ]

激励に来た前田(左)と握手を交わす菅野
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 ドジャース・前田は17日(日本時間18日)、チームの全体練習とは時間をずらし調整し、同じ施設で渡米後初練習した侍ジャパンの激励に駆けつけた。15年プレミア12まで小久保ジャパンのエースを務めた。多くの元同僚と旧交を温め、前回自らが先発して敗れた準決勝に先発する菅野には不動心のススメを説いた。

 グラウンドでの練習を終えた菅野と談笑しながら、2人でウエートルームへ消えた。「自分の力を信じてやるしかない。今更スタイルを変えることもできない。そういう話をしました」と会話の概要を明かした。

 前田は前回大会は不調の田中(当時楽天)に代わりエースとしてチームを引っ張った。敗戦投手となったプエルトリコとの準決勝も内容は5回1失点の好投で、大会通じて防御率0・60の好成績で投手部門の優秀選手に選出された。小久保監督も「最も難しいのが準決勝」とし、現行の大会形式では最も力量あるエースをぶつけるのがそこ。侍エースの後継者へ経験も踏まえて語った。

 投本間の距離で中腰の相手に強めのキャッチボールを行うなどして調整した菅野は、米国の気候下でのWBC球の感触について「今日の段階ではまだ分からない。でも多分大丈夫です」と自信を示した。敵は米国か、ドミニカ共和国かに絞られた。無念の敗退を喫した先代エースの思いも右肩に宿らせ、腕を振る。

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2017年3月19日のニュース