大栄翔 2敗キープし単独首位に!翠富士は三役勢に3連敗で優勝争い一歩後退

[ 2023年3月24日 17:55 ]

大相撲春場所13日目 ( 2023年3月24日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲13日目>明生を突き出しで破る大栄翔(左)(撮影・後藤 正志)
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 大相撲春場所は24日、エディオンアリーナ大阪で13日目の取組が行われ、2敗で首位に並んだ小結・大栄翔(29=追手風部屋)が前頭4枚目・明生(27=立浪部屋)を下し3連勝。同じ2敗の前頭5枚目・翠富士(26=伊勢ケ浜部屋)が関脇・豊昇龍(23=立浪部屋)に敗れたため、今場所初めて単独首位に立った。

 昭和以降初の横綱大関不在場所、三役としての意地を見せた大栄翔が“混戦模様”の優勝争いを一歩リードした。初日から無傷の6連勝を飾るも、7日目に小結・若元春に敗れ首位陥落。10日目には関脇・豊昇龍にも敗れ、首位・翠富士と勝ち星2差に広がってしまった。それでも高安、北勝富士に連勝し、2場所連続の2桁勝利に到達。翠富士が三役勢との対戦で連敗したため、12日目を終え再び首位タイに躍り出た。

 この日は明生を突き出しで下し、2敗をキープ。翠富士が豊昇龍に下手投げで敗れため単独首位となり、21年初場所以来2度目の賜杯へ一歩前進。あす14日目には翠富士との直接対決“大一番”を迎えることになった。

 首位を追う3敗勢では小結・琴ノ若が関脇・若隆景と結びの一番で激突。一度は軍配が上がるも取り直しとなった一番に押し出しで敗れ4敗目。一方、小結・若元春は北勝富士を寄り切り、関脇・霧馬山は遠藤を送り出しでそれぞれ勝利し10勝に到達。3敗を死守し、逆転優勝への望みを繋げた。

 これで優勝争いは11勝2敗の大栄翔を10勝3敗の翠富士、若元春、霧馬山ら3人が追いかける展開に。他には平幕勢の錦富士、琴恵光、高安、正代、阿炎が8勝目を挙げ、勝ち越しを決めた。

<春場所 成績上位力士>
11勝2敗 大栄翔

10勝3敗 翠富士、若元春、霧馬山

9勝4敗 金峰山、豊昇龍、琴ノ若

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