【高校ラグビー】3大会連続3度目の出場の開志国際が初勝利 FB星遥大5トライ7ゴール

[ 2022年12月28日 18:50 ]

全国高校ラグビー大会1回戦   開志国際54―10岡谷工 ( 2022年12月28日    花園ラグビー場 )

<岡谷工・開志国際>前半、自陣から独走してトライを挙げる開志国際・星(撮影・北條 貴史)
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 1回戦が行われ、3大会連続3度目の出場の開志国際が、2大会ぶり32度目の出場の岡谷工(長野)に54―10で快勝し、花園初勝利を挙げた。FB星遥大(2年)が5トライ7ゴールの合計39得点を挙げる活躍を見せた。あす30日の2回戦では、23年連続33度目の出場の東福岡(福岡)と対戦する。

 これが初勝利とは思えぬ圧勝劇だった。8トライで54得点。3度目の出場で初めて白星を手にした就任4年目の開志国際・高橋昌徳監督は「3年間ここに来て、やっと勝つことができました。彼らがやるべきことをいつも通りにやってくれました」と淡々と振り返った。

 この日最初のトライに覚悟がにじみ出ていた。0―3で迎えた前半4分。ゴールまで15メートル付近で得たペナルティーで、SH桜井愛世主将(3年)はスクラムを選択した。「自分たちの強みを出して、自分たちの形でトライを取りたかった」。素早くボールを出して右に展開。最後はCTB冨田優人(2年)が飛び込み、逆転に成功した。

 このトライで落ち着きを取り戻すと、FB星が一人で5トライを荒稼ぎ。昨年もチーム唯一のトライ奪い、今年9月には日本ラグビー協会が新たに創設したU17ユーストレセンメンバーに同校から初めて選出された逸材。小学1年からラグビーを始めた星だが1試合5トライは「自分のラグビー人生で初めてです」と話す。

 次戦は過去6度の優勝経験を持つ強豪・東福岡との対戦。星は「どこまで通用するか楽しみ」と臆することなくぶつかる構えだ。

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2022年12月28日のニュース