名護 沖縄県勢8年ぶり初戦突破「1回戦を勝つことは特別なことなんだよ」

[ 2022年12月28日 06:00 ]

全国高校ラグビー大会1回戦   名護22―5近大和歌山 ( 2022年12月27日    花園ラグビー場 )

<近大和歌山・名護>前半、先制トライを決めて雄叫びを上げる名護・安仁屋武(中央)(撮影・北條 貴史)
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 チャンスを確実に決め、沖縄県勢8年ぶりの初戦突破で名護が花園通算10勝目を挙げた。田仲祐矢監督は「1回戦を勝つことは特別なことなんだよ、と言い聞かせていた。素直にうれしく思っています」と実感がこもった。

 前半12分にSO安仁屋武蔵(3年)が右中間にトライを決め、勢いをつけた。「一つ取れば焦りや浮き足立つことが消えると思っていた。取れて良かった」と胸を張った。このインゴールを号砲にチームで4トライ。近大和歌山の反撃を堅守を武器に1トライに封じた。

 チームはウエートリフティング部の練習に参加して瞬発力を鍛えてきた。No・8の比嘉礼主将(3年)は「クリーン」が60キロから90キロまで上げられるように成長。「フィジカルで勝っていたから試合に勝てたと思う」と喜んだ。

 「全国でベスト8に入ることが目標」と比嘉。30日の2回戦でBシードの中部大春日丘(愛知)に全力でぶつかる。

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2022年12月28日のニュース