【高校ラグビー】四国勢初優勝を目指した松山聖陵が古豪・秋田工に無念の逆転負け

[ 2022年12月28日 15:29 ]

全国高校ラグビー大会1回戦   松山聖陵7-22秋田工 ( 2022年12月28日    花園ラグビー場 )

<松山聖陵・秋田工> 前半、攻め上がる井上ら松山聖陵フィフティーン(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 4大会連続7回目出場の松山聖陵(愛媛)が史上最多15回の優勝を誇る古豪・秋田工に逆転負けし、四国勢初優勝の夢を絶たれた。

 フッカー井上魁(3年)、WTB田川陽生(2年)の2人が高校日本代表候補。高2で代表候補に選ばれたのは全国で3人だけ。50メートル5秒9の田川は有望選手が揃うビッグマン&ファストマンキャンプにも名を連ねた。

 秋田工とは昨年の1回戦でも対戦し、19―12で勝利。今春の全国選抜大会でも顔を合わせ、31―19で下していた。負けるわけにはいかない相手だった。PGで先制を許したが、「重量級のFWでいかにプレッシャーをかけ続けることができるか」という渡辺悠太監督の狙い通り、前半27分にラインアウトからモール、そしてラックとFWが攻め込み、最後は102キロの井上の突進でトライ。逆転に成功した。

 だが、風下に回った後半2分にラインアウトからモールで押し込まれ、再びリードを許すと、さらに2トライで突き放された。攻め込みながらのミスも松山聖陵には目立った。残された課題は後輩たちが引き継ぐはずだ。

続きを表示

2022年12月28日のニュース