【高校ラグビー】体格差カバーを目指した若狭東がインターセプトからの決勝トライを許し、無念の敗退

[ 2022年12月28日 14:08 ]

全国高校ラグビー大会1回戦   若狭東0-7加治木工 ( 2022年12月28日    花園ラグビー場 )

<加治木工・若狭東> 敗れた若狭東フィフティーン(撮影・成瀬 徹)
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 体格差を素早い動きでカバーすることを目指した7大会連続34回目出場の若狭東(福井)だが、後半24分に許したインターセプトから加治木工(鹿児島)に決勝トライを許し、初戦突破を果たすことができなかった。

 昨年からの主力が9人残るチームだが、主力は1メートル60から1メートル70が中心。「小柄なチームだから動きでカバーしないといけない。スタミナと運動量が生命線」と朽木雅文監督が目指した通り、最後まで動きを止めることはなかった。

 周囲のサポートに感謝の気持ちで持って臨んだ花園だった。コロナの影響で県外への遠征が制限される中、地元のOBとの合同練習で低く組織的に取り組むプレーの精度を高めた。5月の練習試合で足首骨折で全治6カ月と診断される重傷を負ったフランカー小野新之介(3年)も懸命のリハビリで花園に間に合わせた。0―0で迎えた後半に小野の突進でG前にラックを作り、あと5メートルまで攻め込んだが、ここからの左展開で相手のインターセプト、独走トライに繋げられた。最後まで敵陣に迫ったが、追いつくことはできない。応援団のねぎらいの拍手に、選手たちは深く頭を下げていた。

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