尾道 次戦VS常翔学園へ勢い 9トライ59点爆走&爆勝発進

[ 2022年12月28日 06:00 ]

全国高校ラグビー大会1回戦   尾道59―7朝明 ( 2022年12月27日    花園ラグビー場 )

<朝明・尾道>前半、尾道・桧山(中央)がトライを決める(撮影・大森 寛明)
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 尾道は開始直後に主導権を握った。前半2分だ。22メートルライン付近の右中間ラックから左に展開。最後は高校日本代表候補のプロップ桧山が背番号1とは思えない走力で相手ディフェンス網を切り裂き先制のトライ。後半も集中力を切らさず、計9トライを奪った。

 SO青田主将は「ディフェンスから流れをつくれたのは次戦にもつながる。大差が開いたので、攻撃力とディフェンス両方に自信が持てたゲームだった」と充実の表情を浮かべた。

 大会前、優勝候補の一角に挙がるAシードの報徳学園から勝利した経験が自信につながっている。今月11日に試合を行い、21―15で勝利した。「その戦いが自信にもなった。“全国を狙える”ともう一回チームの気が引き締まった」と青田主将。確かな手応えをつかみ、この日を迎えた。

 30日の2回戦では、今大会唯一の女性指揮官が率いる常翔学園と激突する。同校とは09年度の2回戦で対戦しており、5―12で敗れている。田中春助監督(34)は次戦のカギに「フォワードの圧力」を挙げ、「いかに僕たちが前に出ながら、相手のリズムを崩すことができるか」とシード校撃破へ意気込んだ。

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2022年12月28日のニュース