近大和歌山 19人の戦いでも意地見せた独走トライ 4度目の花園、1勝は遠く

[ 2022年12月28日 06:00 ]

全国高校ラグビー大会1回戦   近大和歌山5―22名護 ( 2022年12月27日    花園ラグビー場 )

<近大和歌山・名護>前半、厳しいディフェンスに突破を阻まれる近大和歌山・中田(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 聖地1勝の悲願は4度目の出場でも遠かった。わずか19人のメンバーで挑んだ近大和歌山だったが、名護の堅い防御を崩せず、初戦敗退。田中大仁監督は言葉を絞り出した。

 「アタックのいいところでトライを取り切れず、相手の流れの時にトライを取られた」

 それでも、最後に意地は見せた。後半26分だ。フランカー岩崎がハーフウエーライン中央でこぼれ球を拾うと、右中間へ独走トライ。チーム唯一の得点を生んだが、笑顔はなく「悔しい。相手の流れを断ち切ることができなかった」と唇をかんだ。

 3年生8人が卒業すると、単独チームを維持するためには部員を集めなくてはならない。指揮官は「ゼロからのスタートです」と再出発を誓った。

続きを表示

2022年12月28日のニュース