【高校ラグビー】6大会連続出場の城東 後半ロスタイム無念の逆転負け

[ 2022年12月28日 12:53 ]

全国高校ラグビー大会1回戦   城東24―26倉敷 ( 2022年12月28日    花園ラグビー場 )

<城東・倉敷>前半 攻め込む城東・池渕(中央)(撮影・成瀬 徹)
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 6大会連続16回目出場の城東(徳島)が倉敷(岡山)にロスタイムで逆転負けし、5大会連続の初戦突破を果たすことが出来ずに散った。

 花園初勝利を目指す倉敷に前半は12―19とリードを許した城東だが、練習で培ったスタミナと集中力で後半に試合の主導権を奪った。後半1分、ラインアウトからCTB浅尾至音主将(3年)が鋭いステップワークで大きくゲインすると、最後は中央ラックからSH井潟心城(3年)が同点トライ。勢いに乗った城東は後半11分に、G前ラックから右に展開し、最後は1年生WTB小野晏瑚が右中間に飛び込み、一時は逆転に成功した。

 中学時代にラグビー以外の競技で活躍した選手が城東には多い。プロップ青山和樹(3年)はテニスで全国大会に出場し、強化指定選手にも選ばれた。FW第一列を組むフッカー落合遼(3年)は剣道、プロップ八田優太(3年)は陸上選手だった。「この第一列が攻守のキーマン。前に出てくる相手をしっかり止めたい」と伊達圭太監督が語った通り、青山の前半18分のトライが反撃開始の合図になった。

 しかし、勝負は最後の一瞬で決まった。24―19で迎えた後半31分、敵陣ゴール前まで攻め込みながら、倉敷のカウンター攻撃を許し、同点トライ。逆転のキック成功とともに、ノーサイド。九分九厘手中にしていた勝利を逃し、選手は泣き崩れた。

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2022年12月28日のニュース