【高校ラグビー】石見智翠館 ホルスがFWをけん引し初戦を突破

[ 2022年12月28日 11:11 ]

全国高校ラグビー大会1回戦   石見智翠館34―7立命館慶祥 ( 2022年12月28日    花園ラグビー場 )

<全国高校ラグビー 石見智翆館・立命館慶祥>前半、厳しいタックルを受けながらもパスを出す石見智翆館・加島(撮影・北條 貴史)
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 32大会連続32回目の出場の石見智翠館(島根)が伝統の強力FWで圧力をかけ続け、6トライを奪って、初出場の立命館慶祥(南北海道)を下した。

 チームの中で唯一の花園経験者、ロックのホルス陸人(3年)がFWを引っ張った。立ち上がりからの連続展開でチャンスを広げると、前半3分に5メートル付近のラックからの左展開で、ホルスを経由して、ロック瀧田雅公(3年)が先制トライ。前半9分にもホルスの突進で築いた22メートルライン付近のラックを起点とした右展開で追加点を奪った。後半22分にはG前ラックから自ら飛び込み、トライを決めた。

 ホルスは米国人の祖父の姓。兵庫・鷹匠中から「自分を成長させるためにも親元を離れてラグビーに打ち込みたい」と石見智翠館に進学。創部以来最多となる108人の部員をまとめる副将をつとめる。前回大会では3回戦の常翔学園戦で後半に途中出場。ラックでの反則でPGを許し、競り負けた。感じた聖地の厳しさを仲間に伝え、レベルアップに取り組んできた。最後に相手にトライを許したのが反省点。95回大会の4強の最高成績を更新するための戦いはまだ続く。

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2022年12月28日のニュース