平野歩夢 全て転倒で7位…ベスト出せずも笑顔 東京五輪以来のスケボー公式戦

[ 2022年11月28日 05:05 ]

パーク男子決勝前、リラックスした表情で他の選手と談笑する平野歩夢
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 スケートボードのマイナビ日本選手権最終日は27日、新潟・村上市スケートパークでパーク男子決勝が行われ、東京五輪代表で2月の北京冬季五輪スノーボード・ハーフパイプで金メダルを獲得した平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)は7位に終わった。予選、準決勝ともに1位通過したが、決勝は3回いずれも転倒し、得点を伸ばせなかった。男子は永原悠路(17)が69・77点で初優勝、同女子は草木ひなの(14=AXIS)が史上初の大会2連覇を果たした。

 東京五輪以来のスケボー公式戦は、ほろ苦い結果に終わった。最終滑走者として臨んだ決勝は、1回目に最初のエアで転倒すると、2、3回目は終盤の大技540で着地に失敗。大会直前に痛めた右膝の影響か、地元で本来のパフォーマンスを見せられなかったが、笑みを浮かべた。夏季五輪への再挑戦には前向きではないが、25日の予選後には「また思いが強くなる可能性はあるので」とも言及。今後、どんな決断を下すのかに注目が集まる。

 <パーク女子 草木大技決め圧倒V>草木が1年前から進化した姿を見せた。2回目に得意技のバックサイド540を決めて53・23点でトップに立つと、3回目はルーティンに空中で板を回転させてから右手でつかむフリップインディを組み込みフルメーク。55・10点と得点を伸ばしてライバルを寄せ付けず、「うれしいしか言葉が出てこない」と満面の笑みを浮かべた。パリ五輪出場を目標に掲げており、今後の代表争いに向け「技の完成度を上げたい」と話した。

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