東海大 5年連続12度目V!王者の貫禄67点で圧倒

[ 2022年11月28日 05:05 ]

ラグビーの関東大学ラグビーリーグ戦で、5連覇を果たし喜ぶ東海大フィフティーン
Photo By 共同

 リーグ戦1部の最終節4試合が行われ、東海大が5年連続12度目のリーグ制覇を果たした。SO武藤ゆらぎ(3年)らが計8トライを挙げる猛攻で日大に67―5の圧勝。勝ち点5を積み上げて同31となり、2位の流通経大を振り切った。5連覇は99~03年の関東学院大以来、2度目の快挙。また、今季1部昇格の東洋大は立正大を34―21で制し3位で初の大学選手権出場を決めた。

 終わってみれば、王者の貫禄だった。日大を寄せ付けず67得点で圧倒。CTB伊藤主将は「シーズンが始まってから不安もあったが、優勝できて素直にうれしい」と安堵(あんど)の表情を見せた。

 テーマは「前に出てプレッシャーをかけるディフェンス」。自陣に攻め込まれても、FW陣を中心に相手攻撃を制圧し、失点は前半の1トライだけ。アタックではSH清水とSO武藤によるハーフ団の的確なボールさばきでトライを量産した。

 29年ぶりに1部に復帰した東洋大に開幕戦で敗れる波乱から立て直した。チームは何度もミーティングを重ね、木村監督は「これ以上負けたら大学選手権はないぞ」と、あえて口に出したという。練習姿勢を見直し「あの敗戦から新たなプロセスを踏めた」と指揮官。次は準々決勝(12月25日、ヨドコウ)から登場する大学選手権で初の頂点を目指す。伊藤主将は「あくまで通過点。目指しているのは日本一」と次のステージへ視線を向けた。

続きを表示

2022年11月28日のニュース