【阿炎と一問一答】巴戦は狙い通り「2番で終わらせる気でいた。頭の中で組み立てた相撲が取れた」 

[ 2022年11月28日 12:45 ]

優勝一夜明け会見を行った阿炎(日本相撲協会提供)
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 大相撲九州場所で、28年ぶりとなる3人による優勝決定巴戦を制して初優勝を果たした幕内・阿炎(28=錣山部屋)が28日、福岡県篠栗町の同部屋からオンラインで一夜明け会見を行った。

 ――初優勝から一夜明けて、どのような気分?
 「お祝いのメッセージとかたくさん来ていて、凄く喜んでもらえたなと思っています」

 ――何件ぐらい来た?
 「200ちょっとですね。うれしかったです。過去最多でした」

 ――師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)への思いは?
 「やんちゃで入門してから心配や迷惑ばかりかけてきた。少しでも師匠に喜んでもらえるように頑張っているので、喜んでくれてよかったと思います」

 ――師匠はどんな存在?
 「父親であり師匠であり。若い頃は付き合っている女性の話もしましたし、稽古以外では本当に父親のような存在です」

 ――優勝を意識したのはいつから?
 「千秋楽(本割で)高安関に勝って支度部屋に戻ってから意識しました」

 ――決定戦に臨む時の心境は?
 「続けて2番以上取る可能性あったけど、その2番でもちろん終わらせる気でいたので全然落ち着いていました。頭の中で組み立てた相撲が取れたのでよかったと思います」

 ――緊張はなかった?
 「良い緊張感というか、気持ちが燃えている良い状態でした」

 ――優勝することはイメージできていた?
 「夢のような話ですし、ずっと師匠を超えることが目標だったので、また一歩進めたんじゃないかと思います」

 ――次は大関を意識する?
 「そういう目標を掲げているけど、場所に入ると“一番集中”を意識しているので気にせず自分の相撲を取ることが大事かと思っています」

 ――その結果として上を目指す?
 「結果がついてくれば上を目指していけると思う。“一番集中”が凄く自分を成長させる良いきっかけになっているので、これは続けていかないといけないと思っています」

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2022年11月28日のニュース