貴景勝　奮闘も初場所での綱獲り厳しく…

大相撲九州場所千秋楽 （ 2022年11月27日    福岡国際センター ）

優勝決定戦、巴戦で阿炎に敗れた貴景勝（撮影・中村　達也）
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　相性のいい11月場所で3度目の優勝を目指した大関・貴景勝も阿炎の勢いを食い止めることができなかった。本割では気迫十分の攻めで若隆景を下したが、巴戦では最初の高安戦で阿炎が変化したことも頭にあったのか、立ち合いで後手に回った。終始主導権を握られたまま押し出される消化不良の敗戦。取組後はリモート取材に応じず会場を引き揚げた。

　横綱・照ノ富士の休場に加え、もう一人の大関・正代も不振。1人で屋台骨を背負うなか、千秋楽まで優勝争いに絡んだ。来年初場所での綱獲りに関しても「決定戦に勝っていれば」と佐渡ケ嶽審判長（元関脇・琴ノ若）も厳しい見解だった。