資生堂 16年ぶりV!一山&五島が激走で大会新

[ 2022年11月28日 05:04 ]

スポニチ後援第42回全日本実業団対抗女子駅伝 ( 2022年11月27日    宮城県松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台 6区間42・195キロ )

優勝し、笑顔で記念撮影する一山(中列左から2人目)、五島(同3人目)ら資生堂のメンバーたち(撮影・木村 揚輔)  
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 7年連続31回目の出場となった資生堂が2時間12分28秒の大会新記録をマークし、16年ぶり2度目の優勝を飾った。今年加入した東京五輪マラソン8位の一山麻緒(25)が激戦区の3区で耐え、今年の世界選手権1万メートル代表の五島莉乃(25)が5区で2年連続区間賞を獲得。世界を目指す意識の高い集団が一丸となって戦い、同社の創業150周年に花を添えた。

 鮮やかなピンクのユニホームが、16年ぶりにトップで駆け抜けた。1区から飛び出した資生堂が、分厚い戦力で大会記録を35秒更新。スピードランナーが集う3区で、マラソンが本職の一山が粘って3位でたすきリレー。4区で再びリードを奪い、5区の五島が2年連続区間賞の活躍で勝負をつけた。五島は「みんなでつかんだ優勝」とうれし涙を流した。

 昨年6月に就任した岩水嘉孝監督(43)は「取って付けたようなチームにしたくない」と方針を示し、寮を新設するなど環境を整備。新加入で新婚の一山も今大会のために夏以降、自主的に入寮するなど一枚岩で戦った成果が出た。一山は「高い意識で取り組むチームから刺激をもらい、絶対優勝したかった」とチームの思いを代弁した。

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2022年11月28日のニュース