比嘉の父・洋さん 初の賞金王戴冠見守り「記念すべき日。よく1年間戦ってくれた」

[ 2022年11月28日 05:06 ]

男子ゴルフツアー カシオ・ワールドオープン最終日 ( 2022年11月27日    高知県 Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72 )

18番、賞金王を決め、同伴組の小鯛、出水田から祝福される比嘉一貴(撮影・井垣 忠夫)
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 比嘉の父・洋さん(60)はコースで息子の賞金王戴冠を見守った。「記念すべき日。よく1年間戦ってくれた」と目を細めた。

 10歳の頃、父のゴルフについて行ったのが競技を始めたきっかけだ。初めてクラブを握ったため毎回ティーアップをしたが、1Wとパターの2本で17ホールを98で回った。一度も空振りをしなかったという。その夜に「俺プロゴルファーになるからゴルフをやりたい」と宣言。父と二人三脚。時には3000球を超える練習で、1年でシングルになった。

 沖縄・本部高時代には宮里きょうだいの父・優さんから指導を受けた。「今でも常に意識して守っているのは、優さんからの教え。感謝しています」と比嘉。17年の優作に続く沖縄県勢2人目の賞金王戴冠は、家族と師への何よりの恩返しになる。

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