三原舞依、GP2連勝でファイナル進出 多忙な海外転戦も「休養していた時は…」

[ 2022年11月27日 00:45 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第6戦フィンランド大会 ( 2022年11月26日    エスポー )

女子フリーで演技する三原舞依(AP)
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 女子フリーが行われ、22年四大陸選手権女王でSP2位の三原舞依(シスメックス)は130・56点をマークして合計204・14点で逆転優勝を果たし、GPシリーズ2連勝を飾り自身初のGPファイナル進出も決めた。

 今季から使用する「恋は魔術師」に乗せた演技では、冒頭のダブルアクセル(2回転半)、3回転ルッツ―2回転トーループ―2回転ループの連続3回転を成功。中盤のフリップで回転が抜け、後半の連続ジャンプで回転不足を取られるミスもあったが、フリー首位となるスコアを出して頂点に立った。

 「まず、今日のフリーは悔しい部分がたくさんあって…。ファイナルに行けることは凄くうれしいし、ファイナルで今日の悔しい部分の課題を克服して、もっと強くなりたいなと思います」

 フリーを振り返って悔しさを口にした三原。ただ、体調不良によって全休した19―20年シーズンから少しずつ前へと歩み、大舞台への出場を決めた。海外を転戦する忙しい日々も、うれしい悲鳴だ。

 「(転戦は)私も未知の領域です。でも、海外に行くことも、旅として、自分の中でも好きなことなので。一回一回の機会が、かけがえないこと。休養していた時は、そういうことも考えられなかった。コンディションの部分で辛いときもあるかもしれないけど、頂けたチャンスがうれしいです」

 今後は一度帰国し、12月8日に開幕するGPファイナル(トリノ)に臨む予定。「もっと強い」姿をイタリアで披露する。

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2022年11月26日のニュース