高安 千秋楽で阿炎との1差決戦へ平常心「落ち着いてとりたい」 戦国場所“年間6人目”賜杯必ず

[ 2022年11月26日 19:32 ]

<大相撲九州場所14日目>輝(左)をはたき込みで破る高安(撮影・成瀬 徹)
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 大相撲九州場所(福岡・福岡国際センター)千秋楽の取組が発表された。優勝の可能性を残している2敗の前頭筆頭・高安(32=田子ノ浦部屋)と3敗の前頭9枚目・阿炎(28=錣山部屋)の直接対決が組まれた。

 高安は千秋楽に向けて「集中して落ち着いてとりたい。来年につながる相撲をとりたい」と語った。高安は勝てば優勝が決まる。対する阿炎は「明日誰と組まれても一番集中していきます」と力強く話した。

 優勝の可能性を残す3敗の大関・貴景勝(26=常盤山部屋)は関脇・若隆景と対戦する。26日の取組後には「誰が相手でも、いつもと同じ気持ちでいきました。明日頑張ります」と淡々と話した。

 阿炎が勝った場合は、貴景勝も勝てば3人で巴戦へ。貴景勝が敗れれば、高安と阿炎の2人で決定戦となる。今年はここまでの5場所で全て優勝者が異なり、今場所も横綱・照ノ富士不在の戦国場所。“年間6人目”の賜杯は誰が手にするのか、目が離せない。

 <今年の優勝者>今年はここまでの5場所で全て優勝者が異なる。今場所も違う力士が制すれば、年6場所制となった1958年以降では72年、91年に次いで3度目となる(1場所中止で年5場所だった2020年を除く)。91年は琴富士と琴錦による2場所連続平幕優勝の一方、北勝海と旭富士の2横綱、霧島と小錦の2大関が賜杯を抱いた。

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