平野歩夢 スケートボード五輪以来の公式戦でトップ通過 パリ五輪挑戦に含み

[ 2022年11月26日 05:05 ]

パーク男子予選2組で1回目の試技を行う平野歩夢
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 スケートボードのマイナビ日本選手権第2日は25日、新潟・村上市スケートパークで行われ、パーク男子予選2組で平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)が60・83点をマークし、全体トップで27日の準決勝進出を決めた。公式戦出場は昨夏の東京五輪以来、477日ぶり。2月の北京冬季五輪で金メダルを獲得したスノーボードとの“二刀流”継続にも含みを持たせた。

 勝手知ったる地元での大会に笑顔があふれた。2本のベストランで争う予選の1回目、スピード感あふれるライディングの終盤には大きな1回転半技を披露すると、無観客ながら他の選手や関係者から大歓声が上がった。

 「(兄・英樹と)兄弟で出場できる。最後が6、7年前なので貴重だなと。あとは地元の開催なので」と出場の理由を明かした平野歩。2日前に古傷の右膝を負傷し、当日朝まで出場を迷ったと言いながらも「練習でも決められない技を本番で決められた」と勝負強さを見せつけた。24年パリ五輪については「考えていない」としながらも、「強い思いはないが、思いが強くなる可能性はあるので」と完全否定せず。再挑戦に含みを持たせた。

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