08、16年五輪柔道メダリストの中村美里が親子向けイベント 原点は負けず嫌い ケガもプラスに

[ 2022年11月26日 21:50 ]

阪本こども園で行われたイベントで、運動指導を行った中村美里(中央)
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 柔道52キロ級で、08年北京五輪と16年リオデジャネイロ五輪で銅メダルを獲得した中村美里(33)が26日、東京都内の阪本こども園で、1~5歳児クラスの子供50人と、その保護者を対象としたイベントを開催した。

 前半は動物の動きを取り入れたトレーニング「アニマルフロー」やボールを使ったゲームで触れ合い、後半は講演と質疑応答で交流した。中村は「とにかく負けず嫌いで、トランプでもテレビゲームでも負けると泣いていた。お兄ちゃんにも負けたくなかった」と幼少期のエピソードを披露。ケガとの向き合い方を問われると「マイナスイメージが強いけれども、考え方次第でプラスにもなる。弱いところを鍛えてバランスが良くなった」と自身の経験を明かした。

 阪本こども園は渋谷教育学園が昨年4月に開設。今回のイベントは、中村が渋谷教育学園渋谷高の卒業生という縁で実現した。現在も現役を続けている中村は「柔道の普及活動にも力を入れて、素晴らしさを伝えていけたら」と話した。

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2022年11月26日のニュース