アメフト関大　完全燃焼のOL草場はお笑いの道目指す「憧れ?ロングコートダディ兄さんです」

関西学生アメリカンフットボール１部リーグ   関大28ー14近大 （ 2022年11月26日    万博記念競技場 ）

＜関大・近大＞卒業後はお笑い芸人を目指す関大OL草場（撮影・堀田　和昭）
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　最後に「オチ」をつけず、OL草場慎之介（4年）が大学生活ラストのリーグ戦を勝利で締めた。関大でのアメフトは完全燃焼。卒業後はお笑い芸人を目指し、NSC（吉本総合芸能学院）の門を叩く。

　一朝一夕の夢ではない。大阪・高槻高卒業時も進路を迷い、両親の勧めもあって進学した。憧れの原点は高校時代の文化祭。友達とオリジナルの漫才を披露し、爆笑を取る快感を知った。

　志向するのは漫才師。憧れを聞かれ、「ロングコートダディ“兄さん”です」と早くも芸人界の礼儀も弁えている。「（大学時代にプレーした）OLとお笑いの共通項は?」と無茶ぶりの謎かけをされても、「下積みが長いでしょう」と即答。間違いなく、センスはある。

　「周囲もみんな応援してくれるし、売れて、芸人の道を全うしたい」

　27日に立命大が関学大を下せば、3校が1敗で並び、関大にも全日本選手権出場のチャンスが生まれる。心の底から「笑える」ラストを草場はまだ、あきらめていない。