勝みなみ 大会コース記録タイ64で4差4位浮上 Vで米ツアー予選会へ弾みだ

[ 2022年11月26日 05:12 ]

女子ゴルフツアー・ツアー選手権リコー杯第2日 ( 2022年11月25日    宮崎県・宮崎CC=6487ヤード、パー72 )

<リコーカップ・2日目>15番、笑顔を見せる勝みなみ(右)と小祝さくら(撮影・西尾 大助)
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 27位から出た勝みなみ(24=明治安田生命)が8バーディー、ボギーなしで回り、大会コース記録に並ぶ64をマーク、通算7アンダーまで伸ばし、首位と4打差の4位に浮上した。一気にV戦線に加わり、次週に控える米ツアー最終予選会にも最高の弾みがつきそうだ。イ・ミニョン(30=韓国)が通算11アンダーで首位に立った。

 ゾーンに突入した。雑念が消えた。勝のパットがさえ渡る。7番では12メートル、12番では10メートルをねじ込んだ。「今日は全てが良かったです。ショットはピンに絡んだし、パットは長いのも短いのもちゃんと打てた一日でした」。大会コース記録に並ぶ「64」をマーク。一気にV戦線に絡んできた。

 シンプルに「自信を持って打つこと」を心がけた。グリーン上では芝目が強い高麗芝を意識しすぎた。「芝目とか考えすぎて打てていなかった。そこに気付いて変えました」。ラウンド中も自身の変化を感じ、軌道修正できるのが勝の強み。思い切りのいいパットが面白いように高麗グリーンを攻略した。

 大会最終日翌日の28日には米国へ飛ぶ。来月1日に始まる米ツアー最終予選会に向けて「自信をつけて行きたい。母と2人で行きます!」と笑った。8日間8ラウンドの長丁場。キャディーを務める予定の母・久美さんも連日、スクワットなどトレーニングを重ねているという。

 勝にとって「自信」とは「目の前のことに集中できている状態」と話す。つまり今がそう。10月の日本女子オープンに続き年間メジャー2勝となれば日本人では11人目の快挙となる。前夜は餅、チーズ、ニンニクをトッピングした雑炊でパワーチャージ。最終戦V→予選会へ。勝が最高のシナリオを突き進む。 

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2022年11月26日のニュース