元幕内・旭大星が復帰場所で9場所ぶり勝ち越し「出たからには勝ち越さないと」

[ 2022年11月20日 11:54 ]

大相撲九州場所8日目 ( 2022年11月20日    福岡国際センター )

高馬鵬(左)を押し出して勝ち越しを決めた旭大星
Photo By スポニチ

 左膝の手術を経て4場所ぶりに復帰した元幕内の旭大星(33=大島部屋)が、序ノ口で勝ち越しを決めた。

 高馬鵬(19=宮城野部屋)を相手に、よく見ながら突き放して前に出て押し出し。4連勝のストレートで勝ち越しを決めた。「出たからには勝ち越さないといけないと思っていたので」と一安心。十両だった昨年夏場所以来9場所ぶりの勝ち越しに「勝ち越しはうれしいですね」と実感を込めた。

 大ケガを負った左膝の恐怖心はまだ取れないという。「もう一回ケガしたら人工関節になるかもしれない。次はないと思うので、どうしてもケガを怖がっている感じがする。ケガをした感覚が膝に染み込んでいるので、稽古して体で覚えていくしかない」。並々ならぬ覚悟を持って目指す復帰への道。まずは勝ち越しで一つ突破した。「まだあと3番あるから気合入れて、1人学生(出身)で強いのいるので、勝ち負けは別にケガしないように」と、序ノ口優勝へ向かう残り3番へ意気込んだ。今場所デビューした日大出身の尊富士(23=伊勢ケ浜部屋)と対戦が組まれれば大きな注目を集めることになりそうだ。

続きを表示

2022年11月20日のニュース