比嘉 初賞金王へ単独首位!通算14アンダーで大きくたぐり寄せた

[ 2022年11月20日 04:50 ]

男子ゴルフツアー ダンロップ・フェニックス   第3日 ( 2022年11月19日    宮崎県 フェニックスCC=7042ヤード、パー71 )

15番、ティーショットを放ち打球を見つめる比嘉一貴(撮影・西尾 大助)
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 賞金ランキングトップを走る比嘉一貴(27=フリー)が3位から6バーディー、ボギーなしの65で回り、通算14アンダーで単独首位に立った。今季4勝目を手にし、初の賞金王戴冠を大きくたぐり寄せる。2打差の2位には大槻智春(32=真清創設)、佐藤大平(29=クリヤマホールディングス)ら3選手が続いた。大会は降雨の影響で約1時間、競技を中断した。

 終盤は降雨による中断の影響で、日没との戦いでもあった。18番パー5の第2打地点は「結構暗かった」という。ただ、賞金ランクトップの実力者。比嘉は2オンに成功してバーディー締め。「コンディションが悪い中で良いラウンドだった」と、65をマークして単独首位に躍り出た。

 この大会はゴルフを始めた頃に、テレビで見て「プロのトーナメントは楽しいな」と思えた舞台。だから、勝ちたい大会の一つ。最終日に向けて、「追いかける選手はビッグスコアを出してくる。僕も負けじと(通算)20アンダーを目指す」と気合十分だ。賞金ランク2位に現在、約3991万円差。今季4勝目を挙げて賞金4000万円を加えれば、初戴冠に大きく前進する。賞金王レースでも大きな意味を持つ、ラスト18ホールとなる。

 《清水が5位浮上》41位で“裏街道”と呼ばれる10番から出た清水がこの日ベストの62をマークし5位に急浮上した。大会記録の61には1打届かなかったが、ツアー自己ベストに並ぶ快スコア。「チャンスにつけて、それが入ってくれて。パットもリズム良く打つことができた」と納得の表情だった。トップ5で最終日を迎えるのは今季初めて。「めちゃくちゃ久しぶり」と優勝戦線に食い込み、ツアー初優勝を目指して4打差を追う。

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2022年11月20日のニュース