大鵬孫・王鵬 自己新6連勝!1敗守った、3代優勝へ前進「しっかりいい相撲を取ります」

[ 2022年11月20日 04:50 ]

大相撲九州場所   7日目 ( 2022年11月19日    福岡国際センター )

王鵬(左)は英乃海をはたき込みで破り6連勝(撮影・中村 達也)
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 平幕・王鵬が十両・英乃海をはたき込んで1敗を守った。自己記録を更新する2日目からの6連勝で、関脇・豊昇龍、平幕・高安、阿炎と4人が並び立っている。10勝で大関に復帰できる関脇・御嶽海は小結・霧馬山の寄りに屈し、カド番の正代は宇良をはたき込み、ともに4勝3敗とした。

 2度あることは3度ある。逸ノ城に玉鷲。ここ2場所続く平幕優勝が3場所へ伸びてももう驚かない。王鵬が英乃海を退けて1敗を維持した。

 「もっと前へ出て勝負したい。丁寧に自分のいいところを出して納得いく相撲を取ります」

 立ち合いの足の位置からは一歩も下がらなかったが、決まり手ははたき込み。満員御礼の場内からの拍手の中、感情を押し殺して土俵に立ち尽くした。

 それでも、初日から5連勝した先場所を更新する2日目からの6連勝。大鵬に貴闘力。祖父、父に続く3代優勝への機運も高まっているが、初優勝への意識を問う質問にも正面から応じず、「しっかりいい相撲を取ります」。受け継いだ鋼の精神力を示すように、前を向いた。

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2022年11月20日のニュース