正代 4場所ぶり白星発進「初日に対する意識を一番持っていった」攻めの姿勢で翔猿破った

[ 2022年9月12日 05:00 ]

大相撲秋場所初日 ( 2022年9月11日    両国国技館 )

翔猿を攻める正代(左)(撮影・西海健太郎)
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 正代が初場所以来4場所ぶりに白星発進した。業師・翔猿に踏み込むと、左へ回り込む相手を逃さず、押し出し。「初日に対する意識を一番持っていった」。攻めの姿勢を前面に打ち出した大関は手応えをにじませた。

 ここ3場所は初日からいずれも3連敗以上。スロースターターには宮城野親方(元横綱・白鵬)が「(取組前に)ちゃんと汗かいて、体を温めてから行きなさい。腰が割れるから」と先場所、助言した。その6日目から7連勝して4度目のカド番を脱した。教えは忠実に継続している。

 佐渡ケ嶽審判長(元関脇・琴ノ若)は「いろんなことをしてくる相手だが、攻める相撲が取れていた」と成長を指摘。昇進から丸2年。優勝はなく、2桁勝利も2回。トンネルの出口が見えてきた。

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