シフィオンテクが初優勝 ハードコート初の4大大会制覇「本当に誇りに思う」

[ 2022年9月12日 02:30 ]

テニス 全米オープン第13日   〇シフィオンテク 6-2、7-6 ジャブール● ( 2022年9月10日    米ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

全米オープンで優勝したシフィオンテク(AP)
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 女子シングルス決勝で第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第5シードのオンス・ジャブール(チュニジア)をストレートで破り、初優勝した。4大大会は全仏オープンに続き、今季2勝目、通算3勝目。優勝賞金260万ドル(約3億7000万円)を獲得した。車いすの部女子ダブルス決勝で上地結衣(三井住友銀行)組は敗れ、準優勝。4大大会初実施のジュニアは、女子シングルスで高室侑舞(荏原SSC)が準優勝した。

 第2セットのタイブレーク、6―5から相手のショットがベースラインを越えたのを見届けると、コートで仰向けになった。シフィオンテクはハードコートで初の4大大会制覇に「自分のことを本当に誇りに思う。多くの感情が湧き起こった」と歓喜に浸った。

 第1セットから機敏なフットワークでショットを拾って、3ゲームを連取。第2セットは第9ゲームで3度のブレークポイントをしのぎ、キープした。

 今年4月に世界ランキング1位に。コート外でも7月に母国で、ロシアが侵攻した隣国ウクライナ支援の慈善試合を開催した。「生活が一変した子供たちがいる」との思いを胸に、決勝でも帽子にウクライナ国旗のリボンをつけて戦った。

 ◆テニス全米オープンはWOWOWで全日生中継。WOWOWオンデマンド、WOWOWテニスワールドで全コートライブ配信。

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2022年9月12日のニュース