サーフィン東京五輪銅メダルの都筑「優勝しか意味がない」ワールドゲームズへ出発

[ 2022年9月12日 16:57 ]

サーフィンのワールドゲームズに出発する日本代表の(左から)村上舜、上山キアヌ久里朱、松田詩野、都筑有夢路
Photo By スポニチ

 サーフィンの世界選手権に相当するワールドゲームズ(WG、16~24日、米カリフォルニア州ハンティントンビーチ)に出場する日本選手団が12日、成田空港から現地へ向けて出発した。

 今大会の日本代表は男子が東京五輪銀メダリストの五十嵐カノア(木下グループ)、村上舜、上山キアヌ久里朱(くりす)、女子が東京五輪銅メダリストの都筑有夢路(木下グループ)、松田詩野、前田マヒナの各3人。五十嵐、前田の2人は現地で合流する。

 今月初旬のホワイトバッファロー御前崎プロで優勝し、WGへ弾みを付けた都筑は「コンディションは最高。(出発前に)お寿司を食べてお腹いっぱいなので、あとは(機内で)寝るだけです」と笑顔で宣言した。日本女子の第一人者は、今大会と同じハンティントンビーチで行われた8月のUSオープンでも5位に入っており、「優勝しか意味がないと思っている」と力強く語った。

 4月に右肩の手術を受け、御前崎プロが復帰戦だった松田は「試合勘は取り戻せた。肩も強くなったと感じるので、もっとチャレンジできる」と話した。6人で唯一の初出場となる上山は「積極的に(波に)アプローチして、攻めていきたい」と意欲的な姿勢を示した。

 過去2度の4位入賞がある村上にも、初制覇の期待が掛かる。3月末のジャパンオープンでかかとを骨折し、2カ月のリハビリ期間に上半身を強化。体重も以前と比べ4キロアップの67キロとなり、ボードも大きな波に負けないように厚みを1センチアップさせたといい、「自分のいいところはスピードとキレだと思うが、そこにパワーも加えたい。せっかくなので個人でも団体でもゴールドを獲りたい」と誓った。

 今年のWGは24年パリ五輪の予選となっており、男女各国別1位に出場枠1が追加される重要な一戦。個々の力を結集し、米国、ブラジルなど世界の強豪国に挑む。

続きを表示

2022年9月12日のニュース