井上康生氏 父・明さん死去明かす 75歳 「今の自分達がいるのは、父の存在なくしてはありえません」

[ 2022年9月12日 10:46 ]

井上康生氏
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 柔道男子の00年シドニー五輪100キロ級金メダルで前日本代表監督の井上康生氏(44)が11日、自身のブログを更新。父・明さんが4日に死去したことを明らかにした。75歳だった。

 「私たちの父であり、柔道の師である父・井上明が9月4日、宮崎市内で永眠いたしました(享年75)。ここに生前のご厚誼に深く感謝し、謹んでお知らせ申し上げます。通夜および告別式は、次男・井上智和を喪主として近親者にてすでに執り行いました。何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます」と記した。

 「父は柔道をこよなく愛し、特に我々兄弟は多くの愛情と情熱を持って指導を頂きました。今の自分達がいるのは、父の存在なくしてはありえませんでした。また、父は大変頑固であり、わがままでもありましたので、多くの方にご迷惑をおかけしたのではないかと心配しております。しかし、人情味溢れ、皆様から親しまれる性格も持ち合わせておりました。我々はそんな父、師が大好きでしたし、心から尊敬しておりました。そして、多くの素晴らしい皆様方に支えられ、父は本当に幸せ者だったと思います」と感謝。

 「長年に渡り病気療養を続け、不屈の闘志で病魔と闘ってまいりましたが力尽きました。本当によく頑張ってくれたと思います。父らしく生き抜いた75年の人生でした。生前、父がお世話になりましたすべての皆様に心より御礼を申し上げます。このような形でのご報告になりましたことをご理解下さいますようお願い申し上げます。2022年9月11日 井上智和 井上康生」と、次兄で柔道家の智和との連名で結んだ。

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