全国選抜大学実表団相撲刈谷大会　竹内宏晟が初の日本一　団体戦は日体大が連覇

[ 2022年9月12日 10:05 ]

　全国選抜大学・実業団相撲刈谷大会が11日、愛知・刈谷市体育館特設相撲場で3年ぶりに開催された。大学9校（東日本3校、西日本6校）と実業団9チームの計18チームが参加した。

　個人戦は竹内宏晟（23＝三重県）が頂点に立った。小兵ながら鋭い立ち合いからの激しい突き押しで勝ち進んだ。決勝では、東日本学生体重別無差別級優勝のチョイジルスレン（日体大4年）を土俵際で右小手投げ気味の突き落とし。全試合を通して動きの良さが光った。

　三重県志摩市出身の竹内は三重・磯部中、鳥取城北高、日大と進み、現在は社会人2年目。高校3年時にインターハイ3位の実績を持っており、個人での全国優勝は今回が初めてとなった。

　団体戦は日体大が圧倒的な実力で2大会連続の優勝を果たした。予選から準決勝まで1点も落とさず決勝に進出。1―1の大将戦で、昨年のアマチュア横綱・中村泰輝（4年）が近大・藤澤詩音（4年）を上手出し投げで下して勝負を決めた。

　▽個人戦　準々決勝
竹内宏晟（23＝三重県）　引き落とし　江連春樹（東洋大2年）
春山万太郎（日大4年）　寄り倒し　中村悠星（25＝日本通運）
チョイジルスレン（日体大4年）　寄り切り　藤澤詩音（近大4年）
池田俊（金沢学院大3年）　押し出し　横枕匠登（朝日大3年）

　▽準決勝
竹内宏晟　押し出し　春山万太郎
チョイジルスレン　寄り切り　池田俊

　▽決勝
竹内宏晟　突き落とし　チョイジルスレン

　▽団体戦　準々決勝
近大　3―0　松源
日大　3―0　アイシン
アイシン軽金属　2―1　東洋大
日体大　3―0　間口グループ

　▽準決勝
近大　2―1　日大
日体大　3―0　アイシン軽金属

　▽決勝
日体大　2―1　近大
　石崎涼馬　押し出し　三田大生○
○チョイジルスレン　上手投げ　北野泰聖　
○中村泰輝　上手出し投げ　藤澤詩音　