陸上男子400メートル障害・黒川、大会新記録Vで世界選手権の参加標準記録突破

[ 2022年5月2日 05:30 ]

木南道孝記念の男子400メートル障害で優勝した黒川和樹(撮影・坂田 高浩)
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 陸上の木南道孝記念最終日が大阪・ヤンマースタジアム長居で行われ、男子400メートル障害は東京五輪代表の黒川和樹(20)が大会新記録の48秒90で優勝した。7月の世界選手権(米国)の参加標準記録(48秒90)を突破した。女子やり投げは東京五輪代表の北口榛花(24=JAL)が61メートル20で優勝。東京五輪1500メートル8位入賞の田中希実(22=豊田自動織機)は右太腿の違和感で女子800メートルを欠場した。

 黒川が男子400メートル障害で優勝とともにミッションをクリアした。今季、取り組んでいる序盤にリラックスする走法を実践し、48秒90でフィニッシュ。世界選手権の参加標準記録をギリギリで突破し「あぶねー!」と苦笑いを浮かべた。為末大の持つ日本記録(47秒89)の更新も視野に入れており「力がかみ合っていけば、47秒台も出せると思う。しっかり練習していきたいです」と意欲を示した。

 ≪女子やり投げ 北口今季初戦制した≫女子やり投げで北口が今季初戦を制した。1投目で61メートル20をマーク。以降の5投で記録を伸ばせなかったが「今日は試合が楽しみだった。60メートル台を2本、投げられたことは良かった」と振り返った。12位だった東京五輪で左脇腹を負傷。3カ月間の長期離脱を経て今季を迎え「国内では絶対に負けないこと。世界大会でファイナリストになること」と目標を掲げた。

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2022年5月2日のニュース