古江彩佳 風と「不運」重なり56位後退「よく粘ったと思う」

[ 2022年5月2日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー パロスバーデス選手権第3日 ( 2022年4月30日    カリフォルニア州パロスバーデスGC=5909ヤード、パー71 )

通算2オーバーの56位に後退した古江(AP)
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 日本勢で唯一、決勝ラウンドに進んだ古江彩佳(21=富士通)は18位から出て1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75と振るわず通算2オーバーで56位に後退した。風と硬いグリーンに苦しみ、スコアを伸ばせなかった。ハナ・グリーン(25=オーストラリア)が72で回り、通算8アンダーで首位をキープした。

 古江は、不規則な風に「不運」が重なり苦しんだ。5番ではティーショットをグリーン手前に運ぶもボールの後ろに木片があり、思うようなショットが打てず、バーディーを逃す。パー4の8番ではバンカーにつかまった第2打も目玉となり、3オン3パットのダブルボギー。1番でバーディー発進も前半で4つスコアを落とした。

 「ショットもパットも真っすぐ打てていたけど風が読み切れず、アンラッキーもあってスコアメークできなかった」。難易度の高い後半のバックナインに向けてはバナナを食べて気持ちを切り替え、全てパーで終えた。「よく粘ったと思う。耐えるゴルフはできたかな」と振り返った。

 米ツアー本格参戦1年目ながら出場8戦全てで予選を通過。渋野、笹生が予選落ちした今大会も適応力を見せ、日本勢で唯一、4日間プレーする。「ショット、パットは良かったので自分を信じるだけ」と古江。最終日に向け、前を向いた。

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2022年5月2日のニュース