AS日本代表史上最年少14歳の比嘉もえがデビュー「ワクワクした。年齢は関係ない」父は元プロ野球選手

[ 2022年5月2日 16:14 ]

アーティスティックスイミング(AS)日本選手権第2日 ( 2022年5月2日    東京辰巳国際水泳場 )

<AS日本選手権2日目>デュエットTRで演技を披露する日本代表の吉田萌(左)、比嘉組 (撮影・田中 和也)
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 デュエット・テクニカルルーティン(TR)に世界委選手権(6月、ハンガリー・ブダペスト)に出場する日本代表の吉田萌(26=ザ・クラブピア88)、比嘉もえ(14=AS広島)組がオープン参加して90・8857点をマーク。新ペアのデビュー戦となったが、大きなミスのない演技を披露した。

 14歳の比嘉はAS日本代表に史上最年少で選出された注目株。この日はチームTRにも出場しており、1日に2本の演技をこなすハードスケジュールだった。広島でプレーした元プロ野球選手の寿光氏(40)を父に持ち、身長1メートル71の体格を生かしたダイナミックな動きが持ち味。「緊張もしていたが、ワクワクしました。後半バテてしまったので最後まで泳ぎ切れるようになりたい」と振り返った。

 昨年10、11月の日本代表選考会はジュニア部門でエントリーしたが、好成績を収めたため、日本水連からの特別推薦を受けてシニアの代表入りが実現。当初はチームのメンバーとして選ばれたが、吉田とペアを組む予定だった安永真白(22=井村ク)のケガにより、デュエットにも抜てきされた。

 東京五輪代表の吉田も「私が22歳でデビューした時はもっとガチガチだった。15歳はすごい。頼もしい」と目を細めた。中島貴子ヘッドコーチは「練習通りにやってくれた。普通の選手ならガチガチになると思うが、度胸がすごい」と脱帽。比嘉は「世界選手権の目標はメダル。年齢は関係ない。世界に中学生でもできるところを見せつけない」と視線を上げた。

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