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稲森「日本オープンしか勝てない男」見事に返上! 首位に2差3位からベストスコア63で逆転V

[ 2022年5月2日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 中日クラウンズ最終日 ( 2022年5月1日    愛知県 名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70 )

18番、勝利を決めるパーパットを沈めギャラリーにガッツポーズする稲森(撮影・井垣 忠夫)
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 首位に2打差の3位から出た稲森佑貴(27=国際スポーツ振興協会)がこの日のベストスコアとなる63をマークし、通算16アンダーで逆転優勝。18、20年と2度制した日本オープンに続くツアー通算3勝目を挙げた。韓国の黄重坤(ハンジュンゴン)(29)が通算13アンダーの2位。首位に5打差の11位から出た石川遼(30=CASIO)は世界アマチュアランク1位・中島啓太(21=日体大4年)とともに通算8アンダーの7位だった。

 グリーン上に複数の水たまりが出現する悪条件を味方に、稲森が混戦を抜け出した。

 「雨で集中力が増している感じでした」

 多量の雨で軟らかくなった和合の砲台グリーンを攻めて3連続を含む8バーディー。128ヤードの第2打をPWでベタピンに寄せた16番のバーディーで早々に勝利を確信した。追う立場で幕を開けた最終日も終わってみれば2位と3打差。「妻の前で初めて。勝ちたかった」と応援に駆け付けた美穂夫人に“念願の1勝”を届けた。

 稲森は2つの異名を持つ。その一つは「メジャー以外は勝てない男」だった。過去2勝はいずれも国内メジャーの最高峰、日本オープン。ゴルファーなら誰もがうらやむ戦歴だが、メジャー以外のスポンサー大会では過去2位が3度。「メジャーだけ突っ走るのもいいんじゃない」という周囲の激励が、皮肉に聞こえる時もあった。この1勝でこの不名誉な名前をついに自分の経歴から削除した。

 もう一つは「日本一曲がらない男」。フェアウエーキープ率は15年から6季連続1位。今季も同部門の数字は79・018%で1位。ドライバーの平均飛距離が265・75ヤード(110位)というパワー不足を正確性で補ってきた。今大会も4日間のフェアウエーキープ率は75%で堂々1位。らしさ全開のゴルフで勝利をもぎ取った。

 「25歳過ぎておじさん臭が出てきましたけど、若手には負けたくない。これから勝ち星を重ねて賞金王を目指します」。好物のポテトチップスを春雨に替えて肉体改造中。賞金王レースの首位を走る23歳桂川ら若手の台頭に待ったをかける。

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