遼 18ホール全部パー!11年ぶり2度目「バーディーは欲しいけどボギーは絶対ダメ」

[ 2022年4月30日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 中日クラウンズ第2日 ( 2022年4月29日    愛知県 名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70 )

2番でアプローチを大きくオーバーし、長いバーディーパットを読む石川遼(撮影・井垣 忠夫)
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 53位から出た石川遼(30=CASIO)が日本ツアーでは11年ぶり2度目の18ホール全てパーで終えた。通算イーブンパーの暫定55位。降雨によるコースコンディション不良などで68人がプレーを完了できなかったため、予選通過は第2ラウンドの残りが実施される第3日に持ち越しとなった。アンソニー・クウェイル(27=オーストラリア)が4ホールを終えて通算10アンダーで暫定首位に立っている。

 石川は18ホール全部パーの静かなラウンドとなった。日本ツアーでは11年コカ・コーラ東海クラシックの第3ラウンド以来、11年ぶり2度目の珍事。「もちろんバーディーは欲しいけれど、ボギーは絶対にダメ。正直、最終ホールまでパーでもいいと思っていた」。18番は第1打を左バンカーに入れたが、4メートルにつけてパーセーブ。ボギーを叩かないことを徹底した。

 カットライン上で終わったため、今季2度目の予選通過を果たせるかは、30日の後続の結果に左右される。それでも第1打が鍵を握るコースで「去年、一昨年に比べたらドライバーを握る回数は増えた。好材料は多い」と改造中のスイングでは手応えを強調。終盤は雨中のラウンドとなったが、表情は晴れやかだった。

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2022年4月30日のニュース