池江璃花子「思い出の詰まった100のレースで自己ベストを出せたのはうれしい」世界見据えた本命種目V

[ 2022年4月30日 20:08 ]

<競泳日本選手権第3日>女子100メートル自由形決勝、優勝した池江璃花子(撮影・小海途 良幹)
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 アジア大会(9月、中国・杭州)の代表選考会を兼ねて行われ、女子100メートル自由形で池江璃花子(21=ルネサンス)は53秒83で優勝。派遣標準記録の53秒96を突破し、アジア大会の代表に内定した。池江は序盤からレースを引っ張り、最後までペースを落とさず力強い泳ぎで復帰後自己ベストを更新した。

 池江はレース後「本当に素直にすごくうれしいな、という気持ちです。泣きそうになるぐらい緊張していて、みんなの顔を見るだけで泣きそうになったりとか、いろんな感情が湧き上がったり、いろんな思い出の詰まった100のレースではあったので、そういうレースで自己ベストを出せたのはうれしい」と心境を語った。

 「本命」と話していた100メートル自由形で自己記録を更新したことについて「特に自由形の短距離は世界の中では厳しい位置にいると思いますけど、自分の持ち味を生かしてトレーニングをしていけば、良い位置まで戻っていけると思っている。ずっと自由形の短距離を強くしなくちゃいけないということを頭に入れてやっていきたい」と話した。

 レースで意識したことを問われると「きょうのレースは前半から積極的にいこうと決めていて、今までの自分の2018年のレースとかを見ると、前半から積極的にいっていて、前半から行かないと記録が出ないことも分かっていた。これから海外で戦っていくことを考えていくと、前半抑え気味だと周りの選手の波に飲まれて自分の泳ぎができなくなるってこともあるって意識しながら泳ぎました」と答えた。

 1日の2種目に向け「先に50メートル自由形なので、2本目の100メートルバタフライはキツいと思うけど、まずは50でしっかり優勝を目指して頑張って、100バタはレース強化という意味でもしっかり頑張って取り組みたい」と意気込みを語った。

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