大橋悠依「まだまだ負けるつもりはない」15歳の新星・成田を抑え200個人メドレー3年ぶり4度目V

[ 2022年4月30日 18:34 ]

競泳日本選手権第3日 ( 2022年4月30日    横浜国際プール )

<競泳日本選手権第3日>女子200メートル個人メドレー決勝、優勝した大橋悠依(右)と2位の成田実生(撮影・小海途 良幹)
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 アジア大会(9月、中国・杭州)の代表選考会を兼ねて行われ、女子200メートル個人メドレーで大橋悠依(26=イトマン東進)は2分10秒70で、3年ぶり4度目の優勝を果たした。予選3位の大橋は、ラスト50メートルの自由形で先頭に立ち、予選トップ通過の新星・成田実生(15=金町SC)の猛追を振り切った。

 この種目2位に終わった3月の国際大会日本代表選考会のリベンジを果たした大橋は、レース後「選考会で負けていたので、勝負にこだわった。4種目いい感じにまとめられた」と笑顔。また、成田ら若手選手の活躍には「一回り年下の選手とかいますけど、まだまだ負けるつもりはない」と闘志を燃やした。

 昨夏の東京五輪で女子個人メドレー2冠を達成。女子では夏季五輪史上初めて1大会2個の金メダルを獲得した。五輪後は東洋大時代から指導を受けた平井伯昌コーチの下を離れ、米国で指導経験もある石松正考コーチに師事。肖像権を自身で管理するプロ転向もした。注目を浴びた3月の国際大会派遣選考会では400メートル個人メドレーで3位に終わり、涙。金メダリストの重圧に苦しみ「(金メダリストに)なってみないと分からない気持ちがあった。乗り越えないといけない」と語っていた。

成田実生(15=金町SC)

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2022年4月30日のニュース