76ersのエンビードが右眼窩底の骨折で離脱 ヒートとの準決勝シリーズは欠場濃厚

[ 2022年4月30日 11:14 ]

28日のラプターズ戦で負傷した76ersのエンビード(AP)
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 NBAの今季の得点王でシーズンMVPの最有力候補でもある76ersのセンター、ジョエル・エンビード(28)が、右眼窩底骨折と軽度の脳振とうのために無期限で戦列を離れることになった。

 同選手は28日にトロントで行われたラプターズとのプレーオフ1回戦の第6戦(〇132―97)で33得点をマークして4勝2敗でのシリーズ制覇に貢献したが、すでに29点をリードしていた第4Qの残り3分58秒、ラプターズのパスカル・シアカム(28)が左サイドからドライブした際のヘルプ・ディフェンスで、シアカムの左ひじが顔面を直撃。そのあと顔を両手で抑えてベンチに下がっていた。

 エンビードは2018年にも左眼窩底を骨折して手術を受け、3週間(計10試合)ほど離脱。過去のケースを考慮すると、5月1日に始まるヒートとの東地区準決勝シリーズへの出場が危ぶまれる事態となっている。

 76ers(51勝31敗)は東地区の第4シードで、対戦するヒート(53勝29敗)は第1シード。両者は今季2勝2敗だが、今季30・6得点、11・7リバウンドをマークしているエンビードを欠いた場合、76ersは大きなハンデを背負っての準決勝シリーズ突入となる。

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2022年4月30日のニュース