カツオ 男子200自由形5連覇、中盤以降追い上げ 狙い通りの戦略ハマった

[ 2022年4月30日 05:30 ]

競泳 日本選手権第2日 ( 2022年4月29日    横浜国際プール )

男子200メートル自由形決勝で優勝の松元克央(撮影・西尾 大助)
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 アジア大会(9月、中国・杭州)の代表選考会を兼ねて行われ、男子200メートル自由形は松元克央(25=ミツウロコ)が1分46秒98で5年連続の優勝を果たした。男子100メートル背泳ぎは入江陵介(32=イトマン東進)が52秒88で9連覇。女子400メートル個人メドレーは谷川亜華葉(18=イトマン近大)が優勝し、期待の新星・成田実生(15=金町SC)は3位だった。

 松元は前半100メートルを4位でターンし、後半にトップに立った。中盤以降に追い上げる狙い通りの展開で5連覇。厳しい練習の疲労が残る中、1分46秒98と上々のタイムをマークし「47秒台とは気持ち的に全然違う」と笑顔を見せた。

 3月末でセントラルスポーツを退社し、昨年発足した新興チームのミツウロコに移籍。約4年間指導を受けた鈴木陽二コーチのもとを離れた。88年ソウル五輪男子100メートル背泳ぎ金メダルの鈴木大地氏を育てた名伯楽に「頼りすぎていた」と自立。現在は中川智之コーチ(三菱養和スイミングクラブ)に師事し、夏以降の海外武者修行も検討している。

 今季の目標は世界選手権(6月、ブダペスト)の表彰台。昨夏の東京五輪で予選敗退しており「去年の失敗を生かして、もう一度メダルを狙いたい」と意気込んだ。

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2022年4月30日のニュース