本多灯「自分のベストタイムを狙っていたので悔しい」200バタ圧倒3連覇も「反省」

[ 2022年4月30日 18:00 ]

競泳日本選手権第3日 ( 2022年4月30日    横浜国際プール )

<競泳日本選手権第3日>男子200メートルバタフライ決勝、優勝した本多灯(手前)(撮影・小海途 良幹)
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 アジア大会(9月、中国・杭州)の代表選考会を兼ねて行われ、男子200メートルバタフライで本多灯(20=アリーナつきみ野SC)が1分54秒72で、この種目3連覇を達成した。国際大会代表選手選考会を1分54秒04で制し、6月の世界水泳(ブダペスト)代表に内定している本多は、レース序盤から力強い泳ぎを披露。後半50メートルで突き放した。

 本多はレース後、圧倒的な優勝にも「自分のベストタイムを狙っていたので…1秒以上遅いので悔しい。前半から勝負しようと思ってたが、自分の弱さが出てしまった。自分の強みである後半50メートルも爆発力を生かせず、反省するところの多いレースとなった」と下を向いた。

 昨夏の東京五輪で銀メダルを獲得。男子で唯一、表彰台に上がった。3月の日本代表合宿では自己紹介の場で「俺がエースだから」と発言した。「昔から代表のエースに憧れがあったので自分から言っていこうかなと思って。おごりではなく自分に言い聞かせるため」との意図だったが、今大会の400メートル個人メドレーでは瀬戸大也(27=TEAM DAIYA)に2秒以上の差をつけられて完敗。6月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)で東京五輪に続く表彰台を目指す本命種目では国内で負けるわけにはいかなかった。

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