グリズリーズが7年ぶりに1回戦を突破 4Q開始時の2ケタ点差を3回逆転したのは史上初

[ 2022年4月30日 13:25 ]

シリーズ勝利を喜び合うグリズリーズのブルックスとジャクソンJR(AP)
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 NBAは29日にプレーオフ1回戦の全日程を終了。最後の試合となったミネアポリス(ミネソタ州)での一戦では、西地区第2シードのグリズリーズ(56勝26敗)が114―106(前半49―52)で第7シードで地元のティンバーウルブス(46勝36敗)を退けて4勝2敗。7年ぶり4回目の1回戦突破を果たした。

 ディロン・ブルックス(26)とデズモンド・ベイン(23)がそれぞれ23得点をマークし、最も成長した選手に贈られるMIPを受賞したジャー・モラント(22)が17得点と8リバウンド、11アシストを記録。第3Q終了時点で10点を追う展開だったが、第4Qを40―22として試合をひっくり返した。

 グリズリーズは第3戦(〇104―95)で最大26点差、第5戦(〇111―109)と第6戦(〇114―106)はいずれも13点差を逆転。3試合とも第4Q開始時には2ケタ点差のビハインドとなっており、プレーオフの同一シリーズでこのような苦境を2回以上はねのけたのはNBAで初めてとなった。この3試合の第4Qだけの合計得点は114―58。土壇場での勝負強さが光る1回戦となった。

 プレーイン・トーナメントから勝ち上がったティンバーウルブスはこのシリーズの第1戦と第4戦を制したがぐりズリーズに押し切られた形。この日の第6戦では2020年のドラフト全体トップ指名選手のアンソニー・エドワーズ(20)が30得点、15年のトップ指名選手だったカールアンソニー・タウンズ(26)が18得点と10リバウンドを稼いだものの、97―97で迎えていた第4Q残り5分からのスコアは9―17で、土壇場での攻防で競り負けて姿を消した。

 なお1回戦では東西両地区の上位シードのチームがすべてシリーズを制覇。今季の“8強”による地区準決勝シリーズは1日(日本時間2日)からスタートする。

 <地区準決勝のカード>
 ▼東地区
(1)ヒート―(4)76ers
(2)セルティクス―(3)バックス
 ▼西地区
(1)サンズ―(4)マーベリクス
(2)グリズリーズ―(3)ウォリアーズ

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