宇野昌磨「何か新しい挑戦をしたプログラムを」世界王者は今後も「レベル上げ」

＜世界フィギュア2022＞一夜明け会見を行った宇野昌磨（撮影・長久保　豊）
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　フィギュアスケート世界選手権の男子で初優勝を果たした宇野昌磨（トヨタ自動車）がフリーの演技から一夜明けた27日、取材に応じた。来季について「何か新しい挑戦をしたプログラムを絶対につくりたい」と前向きに語った。

　フリーで4回転フリップ2本を組み込み、SP、フリーとも投入可能な4回転トーループ―3回転ループの習得にも意欲的。「それが現実的だと思う」と語り、「僕はいつだって挑戦したプログラムをそのシーズンでやりたい。何か新しいことをやりたい」と話した。

　世界王者となり、ランビエル・コーチや出水トレーナーらが喜ぶ姿を見て「みんなすごくテンションが高い光景を見てうれしかった、良かったという気持ち」と振り返る。「自分はこれ以上無理だと思っていた時期もあった」と明かしつつも、今季を走り抜き「これが今の僕のゴールではない」と実感。「いろんなことに挑戦して、いろんなものを取り入れたい」と意欲を口にした。

　「僕はずっと自分のレベル上げをしている感じ。何かを成し遂げたいからレベルを上げているわけではなく、レベルを上げることに楽しさを覚えている」。今季が再出発のシーズンと位置づけ、さらなる高みを目指す。