渋野 3パット「プチーン」でもぎりぎり予選突破、切り替えてイーブン

[ 2022年3月27日 02:30 ]

米女子ゴルフツアー JTBCクラシック 第2日 ( 2022年3月25日    カリフォルニア州アビアラCC=6609ヤード、パー72 )

第2ラウンド、通算1アンダーでホールアウトした渋野
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 42位から出た渋野日向子(23=サントリー)は3バーディー、3ボギーの72で回り、古江彩佳(21=富士通)とともに通算1アンダーの46位で予選を通過した。69と伸ばした畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)は通算5アンダーの9位。ナナ・マドセン(27=デンマーク)が67をマークし、通算11アンダーの首位に浮上した。

 渋野は無事に決勝ラウンド進出を決めて、ホッとした表情だ。

 「苦しい一日だった。パターで足を引っ張ってしまって、なんとか耐えた。ほんとによかった。まじ、ぎりぎりだけど」

 不規則に跳ねるポアナ芝グリーンに苦戦した。前半11番でカラーから3打を要しボギーが先行。18番、2番でも3パットのボギーとし、8番パー5では1メートルのチャンスを決められなかった。前日に続いて34パット。「3パットはプチーンと来ちゃう」とフラストレーションをためながらもイーブンパーにまとめる粘りは見せた。「なんとか(感情を)抑えて抑えて。切り替えはできた」と連続ボギーは叩かなかった。

 この日は新天地ならではの洗礼も浴びた。同組にプレーが遅い選手がおり、「やべーぞ」と思っていたそう。その予感は的中。スロープレーの計測が入り警告を受け、走る場面もあった。

 今季予選カットのある初めての大会できっちりと決勝に進出。「ショットは良い。ポジティブに捉えたい」。グリーン上での鬱憤(うっぷん)を晴らす決勝2日間にする。

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