小林陵侑が3季ぶり2度目のW杯総合優勝 世界で12人目の快挙 最終戦は8位

[ 2022年3月27日 18:25 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ男子個人最終戦 ( 2022年3月27日    スロベニア・プラニツァ ヒルサイズ=HS240メートル )

3季ぶり2度目の総合優勝を果たした小林陵侑(AP)
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 北京五輪で金銀2個のメダルを獲得した小林陵侑(25=土屋ホーム)が、18~19年シーズン以来となる3季ぶり2度目の総合優勝を果たした。

 総合優勝争いは小林陵とカール・ガイガー(ドイツ)の2人に絞られていたが、第27戦までに合計ポイントで89点差を付けられていたガイガーが逆転するには、今大会で優勝することが絶対条件だった。1回目は14位だったガイガーだが、2回目を終えた時点でトップに立てず。1回目に235・5メートルを飛んで暫定6位に付けていた小林陵だが、2回目を飛ぶ前に総合優勝が確定した。

 総合優勝を決めて臨んだ2回目では230.5メートルのジャンプ。納得がいかなかったのか着地後には太ももを叩いて悔しがった。この時点で暫定4位となり、表彰台を逃した。結局小林陵は8位だった。また日本勢では佐藤幸椰が2位で今季初の表彰台となった。

 日本の男子で総合優勝を果たしているのは小林陵ただ1人で、複数回優勝を達成したのも世界で12人目の快挙。北京五輪でも2つのメダルに輝いた日本のエースが有終の美を飾った。

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2022年3月27日のニュース