友野一希「優真くんと同期ぐらいの気持ちで進化していきたい」 世界選手権終え「次のステージが見えた」

[ 2022年3月27日 20:02 ]

男子フリーで演技する友野(撮影・長久保 豊)
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 フィギュアスケート世界選手権(フランス・モンペリエ)の男子で6位だった友野一希(セントラルスポーツ)が、27日までに取材に応じた。

 今大会はSPで3位発進しながら、フリーでミスが相次ぎ最終的に6位に終わった。自身の力不足を痛感するとともに、進むべき道も見えた。

 「今回の大会は次のステージが見えた試合であり、成長も実感できた。トップの選手やメダルを獲る選手と比べて、自分に足りないモノが分かった。技術どうこうというより、気持ちの面での成長を今後、していかないといけない。技術はもちろんですけど、より上の意識をもってやっていかないとメダルには届かない」

 SPを終えて手に届きそうだったメダルは、フリーで逃す形となった。ただ、そのステージで争ったことが、大きな経験だった。

 「昌磨くんや優真くんを見ていると、懸ける思いがあった。昌磨くんを見ていても、僕よりも高い意識を持ってやっているからこそ、あの結果なんだと思う。カオちゃん(坂本花織)を見ていても、そう思った。メダルを獲るにはどうすればいいか、この大会で明確に分かった。今シーズンは国際試合でメダル争いをできた。今後は勝てる選手になれるように、少しずつ強くなっていきたい」

 現在23歳。年齢を重ねても、自分の伸びしろを感じているからこそ、前を向ける。

 「まさかここでもう一段階、(レベルが)上がるんだと自分でもビックリしている。遅咲きなので、気持ちの面では優真君と同期ぐらいで(笑い)。今が一番元気だし、スケートが楽しい。帰ったらどんな練習をしようか、とか。遅咲きとか関係なく、優真くんと同期ぐらいの気持ちで進化していきたい」

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2022年3月27日のニュース