男子は冨中&畠山ペア、女子は沓名&山田ペアが初優勝 ダンロップ全日本パデル選手権、過去最多48組出場

[ 2022年3月27日 05:30 ]

左から初優勝した女子ペア(山田梨央、沓名舞子)、男子ペア(畠山成冴、冨中隆史)=日本パデル協会提供
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 「第5回ダンロップ全日本パデル選手権」(主催・日本パデル協会)が、千葉・浜野のパデル&フットサル晴れのち晴れで行われ、男子は冨中隆史・畠山成冴ペア、女子が沓名舞子・山田梨央ペアがそれぞれ初優勝した。

 パデルとは、1970年代に誕生したテニスとスカッシュの要素を持ったラケットスポーツで、全世界90カ国以上に約2万コート、競技人口は1800万人。国内でも幅広い年代の2万5000人以上に親しまれている。特徴として、テニスコートよりも小さなコートの四方を強化ガラスと金網で覆われ、2人組(ペア)対戦のみのラケットスポーツとして、年々競技人口が増えて注目を集めている。

 今大会は19~21日、2年ぶりに有観客で行い、3日間合計で約150人が来場したほか、全試合ライブ配信を行い、YouTube、ツイッターで約3万回再生され5000人以上が視聴するなど反響を呼んだ。

 また、大会エントリーも男子32組、女子16組と過去最大規模となり、高校生や親子ペアをはじめ、最年長65歳のプレーヤーも出場するなど、新たな可能性を導く大会となった。

 ▼冨中隆史選手 昨年のアジア予選以降、課題として取り組んできた守備力向上とネットプレーの動きの質強化が発揮できたと思います。特に決勝では、練習通りのプレーができ、自信になりました。

 ▼畠山成冴選手 自分の攻撃力や冨中さんの戦略、配球を1年間お互いに吸収し合って、2人で目指していた力強いクレバーなプレーを初戦から決勝まで貫くことができました。

 ▼沓名舞子選手 ペアとして非常にいい形で試合ができており、1年間組んできた集大成にふさわしいプレーをすることができました。決勝で対戦した第1シードの徳本・塚本ペアとは今季何度もオープン大会の決勝で対戦しており、厳しい試合になるのは分かっていました。試合を通じて良いプレーをし続けた2人に対して、よく耐えて我慢し続けた試合だったと思います。

 ▼山田梨央選手 1年間の私たちを表すような耐えた試合でした。しかし、1年間磨き続けたペア力で最後まで(沓名選手を)信じてプレー出来たので、本当に幸せな全日本選手権でした。

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