伊東が団体“ラスト”、日本W杯最終戦6位 36歳アンカー「楽しく終われた」

[ 2022年3月27日 05:30 ]

W杯ジャンプ団体最終戦の2回目の飛躍を終え、チームメートに担がれる伊東
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 ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子はスロベニア・プラニツァでフライングヒルによる団体最終第5戦(ヒルサイズ=HS240メートル)が26日に行われ、佐藤幸椰、佐藤慧一(ともに雪印メグミルク)、小林陵侑(土屋ホーム)と今季限りで現役を退く伊東大貴(雪印メグミルク)で臨んだ日本は合計1355・3点で6位だった。地元のスロベニアが1601・1点で優勝し、ノルウェーが2位、オーストリアが3位だった。

 団体のアンカーを務めた36歳の伊東は飛躍を終え「W杯で優勝した時よりうれしかった。今のが最後。ここ数年は楽しいと思えなかったが、最後は楽しく終われた」と振り返った。場内アナウンスも「アリガトウ、サヨナラ」と伊東の引退を惜しみ、W杯4勝、5大会連続五輪代表など一時代を築いたジャンパーは「僕の方が感謝を伝えないといけないのに。最後に、いい思い出になった」と笑顔で競技に別れを告げた。

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