宇野昌磨が312・48点で世界選手権初V「なかなか優勝というのがなかったので…」

[ 2022年3月26日 23:17 ]

フィギュアスケート世界選手権最終日 ( 2022年3月26日    フランス・モンペリエ )

<世界フィギュア2022 男子フリー>演技する宇野昌磨(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 男子フリーが行われ、SP首位の宇野昌磨(トヨタ自動車)が自己ベストを更新する202・85点をマークし、合計312・48点で初優勝した。ともに自己ベストのスコアで、合計は世界3位の高得点だった。

 冒頭の4回転ループを成功させると、続く4回転サルコーも決める。後半に入ってミスもあったが、4種類の4回転ジャンプを5本組み込む「ボレロ」を演じきった。

 「今回、SP、フリーともに今シーズン最後になるということで、ステファンコーチが納得できる演技をしたくて、それがかなったと思う。なかなか優勝というのがなかったので。初めて世界選手権で1位になることができてうれしく思います」

 「(プログラムへの思いは?)このボレロというプログラムは、体力のいるプログラムだと思ってました。また、4回転を5本挑戦する今までで最高の難易度だった。今年1年でできあがるのは不可能だと最初は思っていました。ただ、1年間やってきて、世界選手権で優勝できるところまで上り詰められたということをうれしく思う。2019年のGPシリーズのフランスが自分の分岐点だったんですけど、再びこの舞台で素晴らしい成績を出せたことに感謝しかないです」

 会場には女子で優勝した坂本花織(シスメックス)も駆けつけ、演技後には拍手を送っていた。 

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月26日のニュース