ウクライナ難民マラソン選手が優勝 エルサレム・マラソン

[ 2022年3月26日 17:04 ]

 ロシアから侵攻を受けてウクライナから脱出した難民選手が、滞在先のイスラエルでマラソン大会に出場し優勝を果たした。

 25日に行われたエルサレム・マラソンの女子の部で、ワレンチナ・ベレツカ(31)が2時間45分52秒で優勝。左手にウクライナ、右手にイスラエルの国旗を広げてゴールし、地元メディアに「ウクライナでの戦争が早く終わってほしい。今、私の国で起こっていることは、あってはならないこと」と語った。

 南部ミコライウ在住のベレツカはロシア侵攻直後に11歳の長女とともにポーランドへ避難。夫はウクライナで従軍しているという。「家族、友人のために走った。ベストを尽くせば、私の言葉がウクライナの人々へ届く。ロシア侵攻以来、初めてポジティブな日になった」とベレツカ。ゴール直後に電話した夫から「誇りに思うよ」と称えられたという。

 この大会にはベレツカをはじめ、約40人のウクライナ人選手が参加した。

続きを表示

2022年3月26日のニュース